やめればいいだけ[XV. THE DEVIL]

自分の中で、何かについて「もうやめよう」と思っていることがあったとします。でも、やめたあとのことを考えてしまい、やめられない…。そんなことって、ありますよね。

もうこの人とは付き合いたくないと思っているのに、「会わない」と言い出せない…とか、もうこの仕事を辞めようと思っているのに、「辞めたい」と言い出せない…。
その心の内側には、何があるのでしょう。

▼タロットカードの大アルカナ15番目のカード「悪魔」

大アルカナ XV. 悪魔


「もう会わないなんて言ったら、どう思われるだろう」「仲間外れになるかも」…「辞めたいって言ってから、辞める当日まで居心地が悪いし」「辞めても、次の仕事があるかわからないし」…
…そんなところでしょう。

それで、ずーーっと、『会いたくない→でも会わなきゃ→やっぱり会わなければよかった→会いたくない』、『辞めたい→でも言い出せない→(給料日)お金が入ると頑張れる→(しばらくすると)この仕事ヤダ。辞めたい』の、無限ループとなる…。
この苦しみは、いったいいつまで続くのか!?…と思ったりしますが…いつまでって、それは本人次第。
会わなきゃいいんだし、辞めればいいだけなのに、そうしないのは自分。勇気がなかったり、不安にさいなまれたり、嫌われる・悪者になるのが嫌で、その関係を断ち切らないから続くのです。
私も、何度も経験あります…(^^;)
でも、勇気をもって断ち切れば、何のことないんですよね。

もちろん、場合によっては、先行きの不安を取り除く必要があったり、その準備が必要だったりするとは思いますが、基本、自分が(それを)やめさえすれば、苦しみから解放されるのだと思います。

占いを展開していて、このカードが(正位置で)出るとき、相談者の方はたいてい、何らかに囚われています。何らかの不安、考え方、お金などなど。それが何か、自分の中で気づいていればよいけれど、気づいていない場合は、気づくまで少し、辛い時期は続きます。

このカード、よく見ると、人物の首につながれた鎖がユルユルなんですよね。両手も両足も縛られてないし。自分で、鎖から頭を抜いて、スタコラ逃げることもできるのに…
囚われている時は、そんなことにも気づかないのでしょう。

自分の弱さから目をそらさない

何が不安か、何を怖れてそこに居続けるのか。自分の心を直視するのは勇気が要りますが、ズルい自分、弱い自分、しょーもない自分に気づいて、それをまず認めないと、楽にはなれないと思うのです。