辛い決断[ソード(剣)のエース]

私は現在、猫6匹と暮らしています。
どこかから流れてきた、飢えた野良猫の親子を保護し、避妊・去勢手術を施して里親を募りましたが、希望者はおらず。
やむなく保護猫を飼い猫として、一緒に暮らしている次第です。
何匹か死んで「減ったな…」としんみり思っていると、いつの間にかまた新しい野良猫が親子でやって来て増え、また死んで…を繰り返し、今現在、合計6匹になっています。

さて、そのうちの最年長、最初に保護した野良猫ファミリーの最後の生き残り、19歳のオス猫が、ここに来てさすがに体調を崩してきました。

多くの高齢猫がそうであるように、この猫も腎臓が悪くなっているようです。動物保険には入っていないので、治療費は全額負担。一度行けば、検査やら処置やらで、軽く1万円は超えてしまいます。それでも、吐いて何も食べられず、脱水症状が出ている猫をそのままにはできないので、連れて行きます。

最近の動物病院は、飼い主のことを「オーナー」と呼びます。治療方針については「どこまで、どんな治療をするのかはオーナー様に選んでいただきます」という言い方をされるので、正直に、「私にはあまり金銭的な余裕がなく、多頭飼いで他にも複数いるので、必要最小限の治療でお願いします」と答えています。冷たいようですが、人間である私自身の生活もあるので、際限なくお金をかけるということができないのです。
一度に1万円程度なら使えますが、たいてい治療は一度で終わらず、数回は連続して受診するので、そうなると預金を切り崩さなくてはなりません。その預金にも、限りがあります…。
自分の、財力のなさが情けないです。
そんなとき、私の脳裏にはこのカードが浮かびます。

▼タロットカード小アルカナ、ソード(剣)のエース。
冷静な決断、明晰な意志、情報、知識、言語などを表します

ソード(剣)のエース

20年前、最初の野良猫ファミリー4匹を飼うと決めたときに、父に言われました。「それなりに長生きするのだから、一人で面倒を見られるだけ、どれか1匹にしろ」と。私はどの猫も可愛く、どれか1匹など、とても選べませんでした。

そのとき決断できなかったことが遠因となり、今となって、別の決断を迫られる。
そして、その決断をしながら、自分のことを責めてしまう。
日本刀と違って、西洋の刀は両刃なのです…

[ソード(剣)]のエース、厳しいです。